2019/09/16

ベトナムドンの外貨預金は一生しません





■ベトナムドンの外貨預金を一生しないわけ




金利8%のベトナムの銀行口座の開設が突然規制強化になったそうです。




日本人でも開設できる金利8%のベトナム銀行口座が突然、規制強化。そのワケを考察した



このニュースはおいといて、ベトナムドンの外貨預金に関して自分の考えを述べたいと思います。

ベトナムドンの外貨預金は全然美味しくないと思うので一生しないです


ベトナム株を運用している上で、待機資金として現金を持っていることはあるかもしれませんが、預金及び金利目的で持つことはありせん。


■リスクの割りにアップサイドが決まっている



ベトナムドンと円やドルのレートに関して、以前考察しました。





この記事も踏まえつつ、以下の点からベトナムドンの外貨預金はしません。



①ベトナムは投資国としてリスクがあるのに8%では割に合わない




ベトナムは政情的にリスクが高い国です。中国と戦争するかもしれないですし、政治体制が変わるかもしれません。

仮にベトナムドン→円の為替レートが変わらない前提でも、毎年8%のリターンであれば、他の国のハイイールド債でもそれに近いリターンが出ます。

もちろんベトナムはインフレ率が高いので、通常は為替レートが円高になるリスクがあります。

ベトナム株に投資して、年率8%のリターンを上げられるかはわかりません。

現に私のベトナム株の合計損益は含み損です。

でも、天井が8%で決まっているのと、数倍にでもあるポテンシャルがあるのと、私にとってはこれだけでも大きな違いです。



②通貨分散の観点からはベトナムドンは複雑すぎる。米ドルを持てば良いだけ



資産分散の観点から外国通貨建ての資産を持つという目的を考えた際に、

ベトナムドンとドルはペッグされていますが、中長期的には変動するレンジが拡大し、ペッグも緩和されると予想します。

なのでベトナムドン→円は、「ベトナムドン→ドル、ドル→円」を考える必要があります。

ベトナムドン、アメリカ、日本の三国の政策金利、インフレ、雇用をしっかりと把握するのは難しいです。


これに理由①の政情的なリスクが加わります。


③インフレ率を考えると8%は特に魅力的でもない

金利8%でドンが増えても、だいたい年率2-5%程度のインフレもしているので、ベトナムドンでの実質の購買力は8%は増えません。

また購買力平価で考えるとベトナムドンに対し円高になります。


■中期のEPS成長率が金利をアウトパフォームできないベトナム株は買うな


逆に考えるとベトナム株を買う上でも良い教訓となります。

ベトナム株を買う上で、売上やEPSが中長期的に8%伸びない会社は即刻投資対象から外すできですね。

ただし、ネットキャッシュで、配当利回り(現金を配当で吐き出す)+EPS成長率の合計が8%超えるなら、及第点と思います。コンテナ系株とかがそうですね。


今回は、以上です。

引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」に

ベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。


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【ベトナムのマクロに関する分析です】














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