2019/08/04

ベトナム株の外国人保有率緩和の動きに注目

外国人保有率制限を撤廃していない企業が依然多い

ベトナム株がディスカウントを受けている要因として、外国人保有率の制限があります。

外国人の出資が51%を超えるのを制限しているものですが、2015年に規定そのものは多くの分野で撤廃されています。但し、各企業の事業面では引き続き支障がでる(例:公共プロジェクトに参加できないリスクがある)可能性があり、多くの企業が51%を上限としています。

ホーチミン証券取引所のNguyen Thi Viet Haによると、同取引所に上場している全企業376企業の内、規制がないのはたった25で、残りの企業が何かしらの制限があります。

ホーチミン証券取引所:By Ngô Trung - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=18439261

NVDRの動きに注目

但しベトナムでは現在、証券法の改正が議論されており、中長期的には是正の方向に動くと予想します。そうすれば、今まで買いたくても買えなかった外国投資家が買えるようになるので、ベトナム株の評価・バリュエーションの向上が期待できると予想します。

一例としては、Non-voting Depository Receiptという議決権がない株式が議論されています(参考:Hanoi times)。タイでは導入されており、活発に取引されています。

ベトナムの中長期の経済成長の恩恵を受けたいという観点から、議決権がないだけで、株式の値上がり益や配当の恩恵を受けれるNVDRは良さそうですね。

大事なのはこのような取り組みをベトナムが続けていくことで、より外国人投資家に開かれた株式市場になることです。その点でベトナムはその方向に進んでいると思います。

今回は、以上です。それでは、うみがめみたいに気長に株を楽しみましょう!

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