2019/05/12

ビンミンプラスチック(BMP):手堅い事業と高配当が魅力






■ビンミンプラスチック(BMP):手堅い事業と高配当が魅力


投資しているベトナム株の紹介、第2弾です。ちなみに第1弾は、配当利回り7%のTCLを紹介しました!




今回は投資しているベトナム株の紹介・第2弾をしたいと思います。

第2弾はビンミン・プラスチック (BMP, Binh minh Plastics JSC)です。


■ビンミンプラスチック(BMP)の配当推移



まずは投資家の関心が高い配当からみていきたいと思います。以下が14年からの配当推移です。この間株式数が変動している可能性があります。

2020年:2000ドン(1回、4月時点)
2019年:4500ドン(2回)
2018年:4000ドン(2回)
2017年:5500ドン(3回)
2016年:4500ドン(1回)
2015年:4000ドン(2回)
2014年:3000ドン(2回)


15年以降は1年間で最低4000ドンは配当しています。
2020年は4月時点で2000ドンを発表しており、配当利回りは4.5%程度となっています。


■ビンミンプラスチック(BMP)はどんな企業なの?




SBI証券さんのお言葉を借りますと


BMPは


「プラスチック管メーカー」です。


見たほうが早いですね。HPから拝借しました。




















何かベトナム経済の発展と共に需要が伸びそうですね!



■ビンミンプラスチック(BMP)を何で買ったの?



少し真面目に、

①やはり今の財務が優良で

②しっかりと過去キャッシュを生んできた歴史がある

=営業キャッシュフローが持続的に創出できていて、投資キャッシュフローを引いても、多くの年度で現金が積みあがっている。

という点からです。

製品自体も派手さはないですが、需要が増える点はイメージしやすいです。

「新興国市場の株」という段階でリスクを取っているので、事業は手堅い企業を選ぼうということもあります。

ここで新興ネット企業を買うとリスク(新興国)×リスク(新興ネット企業)で、リスクが過大になってしまうな、というイメージです。

例えば新興国でも、不動産だと比較的安心できますよね?そういうイメージです。


■ビンミンプラスチック(BMP)の財務諸表について



さて、実際にInvesting.comを使って、最近(BSとCFは18年12月末。PLは19年3月末)財務諸表を見ていきます。

✔︎キャッシュフロー






基本的には営業CFで投資CFをカバーできています。ただし直近の年は運転資本増大によりCFが悪化していますね。

これを見て、気にするべきポイントとして、在庫が積み上がっているのでは?

という点があります。上記の疑いを検証するため、BSを見てみましょう。

✔︎バランスシート





やはり在庫がかなり積み上がって、現金の水準が減っています。
ただし手元流動性(現金+短期性有価証券)は有利子負債を十分にカバーしています(*下の図表では負債が途中できれています)。

不景気でCFが悪化していますが、財務リスクは低い印象です。

最後にPLをみてみましょう。

✔︎損益計算書


1−3月期は見事に10−12月期から減収です。
季節性の影響の可能性もあるので、本来は前年の1-3月期比での比較も必要です(今はデータが手元にないので割愛します)

ただし営業利益は前四半期比で増益となっています。粗利は下がっていますが、販管費を下げていることがわかります。

何を下げたのかはわかりませんが、利益を確保する姿勢は好感できます。

ただし開発費等の中長期の成長エンジンとなるものをカットしているのであれば長期投資家にとってはあまりいい話ではないです。



長期で有望な気がするので、更に業績・株価が下がるようであれば、買い増しも検討したいと思います。 

いずれにせよ、今後も業績を追っていきたいと思います。

それでは、うみがめみたいにのんきに気長に株を楽しみましょう!

外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。








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