2019/12/02

ベトナムは事業展開先の有望国として3位に浮上(国際協力銀行の調査)








■有望な事業展開先国としてベトナムが順位浮上




こんにちは、うみがめベトナム株調査部です。ツイッターにて更新をお知らせしますので、是非フォローお願いします:

国際協力銀行(JBIC)が海外に出ている日本企業(製造業)に対し海外事業展開に関して調査する「わが国製造業企業の海外事業展開に関する調査報告」の2019年度海外直接投資アンケート調査結果(第31回)が2019年11月27日に発表されました。

海外現地法人を3社以上(うち、生産拠点1社以上を含む)有する日本企業1000社程度に調査しています。

ベトナム株式投資はもちろんのこと、「インド・中国・ベトナムの次はどこだ?」とさらにその先を見据える投資家にも非常に参考になる資料です。



■有望国とそうでない国が2極化




今後3年程度の有望な事業展開先国はインドが3年ぶりに首位に返り咲きました。また中国は2位と首位から陥落し、前回から得票率が大幅に低下しました。

気になるベトナムは前回の4位から3位に浮上しています。得票率も前回の33.9%から36.4%へ上昇です。ベトナムと入れ替わる様にタイは3位→4位へ下落しました。他には台湾が14位→11位と順位を大きくあげているのが気になりました。

有望国として得票率が上昇しつつある国(インド、ベトナム、タイ、アメリカ)と下落トレンドにある国(中国、メキシコ)が2極化しているトレンドにあります。



JBIC



レポートでは以下の分析がされています。



東南アジア諸国では、2017年を境にベトナム、タイの上位陣と、その他の下位陣という構造が定着しており、今年もその構造は継続した。  
ただし今年度の調査では、足元の得票率は低いものの次世代の有望国候補として、フィリピン、ミャンマー、マレーシアが底堅く推移しており、浮上の機会を待っている様子がうかがえた。 
今年は既にフィリピンがメキシコをわずかに上回っており、今後、こうし
た国々が順位を上げられるか、期待される。



先回りで有望な投資を探す目利きが多いベトナム株投資家はフィリピン、ミャンマー、マレーシアを物色するのも面白いかもしれません。私も次投資する地域はマレーシアが第一候補です。

業種別では自動車及び電気・電子の企業からベトナムは有望票の比率が上がっています。

ちなみにレポートではベトナムの投資先の人気上昇を取り上げつつ、先食い的な要素もありえると指摘しています。



米中摩擦の駆け込み需要、持続するか
BtoC企業を含む多様な業種の票を獲得。得票率は前年比2.5ポイント増と、上位10ヵ国の中で最も大きな伸びとなった。「安価な労働力」や「優秀な人材」など、生産面での期待が根強い。米中貿易摩擦の激化を背景に中国からの生産移管地としての魅力を高めているとの評価の一方、足元の投資増は既存の移管計画の先食いとの指摘も。



確かに一旦製造移管のピークアウトや米中貿易摩擦の好転で、投資が落ち着く期間はくるかもしれません。それでも内需が大きい点や、国民一人当たりの生産性も高い点から、中長期目線でベトナムに対し強気継続でいいと思います。

ご参考までにトップ10の中で、ポジティブなコメントがされた国とコメントタイトルを紹介します。既に大国となっているインド以外でも、この中で次の10年後・20年後に大きく飛躍している国が出てくるはずです。



インド「3年ぶりの首位、持続性に期待」
タイ「事業環境は高評価、多角的な活用に期待」
フィリピン「次なる有望国の一角、政策変更に敏感に反応」
ミャンマー「次なる有望国の一角、武器は安価な労働力」
マレーシア「米中摩擦が追い風、往年の人気再燃なるか」



レポートへのリンクがあるページはこちらです。ページ28がベトナムのページです。またレポートでは今後10年程度の有望国(上記は3年程度)も紹介されています。ベトナムはここでも3位です。

他にもレポートには米中貿易摩擦の影響、イノベーション、FA需要、といった株式投資家なら気なるトピックについて詳しく言及しているので是非見てみてください。




 
今回は以上です。引き続きうみがめみたいに「気長に気楽」にベトナム株・タイ株による不労所得形成・配当生活の実現を目指していきます。


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