2019/06/22

ベトナム株の手数料を考察。一度にいくら買うべきか?





結論:

ベトナム株のコストは(現時点のSBI証券ベース)

通貨両替コストで8%

手数料が2.16%×2(買う、売る)

ちなみに最低手数料

1,296,000ベトナムドンだいたい5−6千円

を考えると

一度の取引で、30万分程度購入しておけば

最低手数料によって余計に損することが避けられます。
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それではより詳細を見ていきます

ベトナム株のデメリットとして、手数料があります。

当ベトナム株ブログではベトナム株の魅力と同時に

そのリスクやデメリットも伝えられたらと思っています。

今回はベトナム株の取引に関わる手数料について考えていきたいと思います。

特にこれからベトナム株を始める方に参考にしてもらえればと思います。

当ブログではベトナム株はSBI証券による取引がいいのではと思ってますので

(というか他に選択肢がほとんどありません)

SBI証券におけるベトナム株を取引する際にかかる費用を見ていきます。

手数料は大きくわけて2つあります。

1)通貨の両替の際にかかるコスト(円からドン、ドンから円)

2)株の売買をする際にかかる手数料

通貨の両替にかかわるコスト

直接手数料が取られるわけではないですが

両替レートの中にコストが含まれています。

■円からベトナムドンに替えるケース

SBI証券にてベトナム株を購入する際は、まず円からベトナムドンへ両替する必要があります。

この際、SBI証券は円からベトナムドンへの交換レートを出します。

現時点ですと以下の通り、1万ドン受け取るのに48.6円を支払う必要があります。



一方で、Googleで為替レートを確認すると、1万ドンで46.4円となります。



新興国通貨においてGoogleが示すレートがどれだけ指標になるかは検証できていませんが、

SBI証券のレートはGoogleのレートに対し不利であることがわかります。

1万ドンあたり2.2円、もしくは5%弱、SBI証券の証券の方がコストがかかるといえます。



■ベトナムドンから円に戻すケース

こちらがより重要です。

日本にいる限りは円で生活するので、いつかはベトナムドンから円に戻すことになります。

SBI証券が提示するドンから円の交換レートも見てみますと



1万ドン=44.6円となっています。

先程のこっちが円を渡してSBI証券からベトナムドンを受け取る場合は

48.6円を支払って、1万ドンを受け取る、という方法でした。

その1万ドンをすぐそのまま円に両替しなおすと、

44.6円返ってくるということです。

なので、48.6-44.6=4円分損することになります。

つまりSBI証券にてベトナム株取引をしようと思い立ち、

ベトナムドンに両替した瞬間に、8%(4÷48.6)の損失からスタートすることになるのです。

立場を変えただけで同じことをしているのですが、

SBI証券に有利な方向にレートが設定されているのがわかります。

この差をスプレッドと呼びます。

例えばアメリカドルでしたら、これほどのスプレッドにはなりません。

これはアメリカドルは供給量を多く、変動が低いからです。

新興通貨の様にボラティリティが高い通貨ほど

スプレッドは広く設定されます。

SBI証券もボランティアでサービスを提供しているわけではないので

損益を確保するためにスプレッドをとる必要があります。

ちなみに、ベトナム株を売却してベトナムドンから円に両替するタイミングは

円からベトナムドンへ両替したタイミングより、数ヶ月や数年等

一定の時間が経過した後になることになります。

その時、最初に両替した際より円安ならラッキーですし、

円高ならアンラッキーです。

これはコストというよりは為替リスクとの表現が適切です。

外国通貨建の資産に投資する際は必ずつきまといます。

・取引手数料

こちらはよりわかりやすいですね。

SBI証券のベトナム株取引は、以下の様な手数料となっています。こちらで確認できます(リンク



約定金額に対し2.16%の手数料(税込)ですが

最低手数料は1,296,000ベトナムドン(税込)となります。今日現在の日本円にすると5573円です。

最低手数料が設定されているので、約定金額の2.16%>5573円となるように買わないと損になります。

現在のレートだと26万円(5573円÷0.0216)が目安になります。

一回の取引に30万円程度のロットであれば手数料で余計な損はしない

と覚えておくといいと思います。

ちなみにネット証券における日本株の手数料をみると、1取引0.1%以下の場合が多いです。

ベトナム株の手数料が相対的に高い点がわかります。

・まとめ


両替コストで8%

手数料でも2.16%×2

以上を考えるとベトナム株は

コストがかなり高いと言わざるおえません。

ただし、コストが高くても、それを補うだけの成長ポテンシャルがあるかもしれないのも事実で、

私もそういったコスト面の高さは理解しつつも

一発当たるかもしれない

という実るかは謎ですが、期待を持ってベトナム株投資を続けたいと思います。

1点、明らかな点としては取引回数が増えるとコストが増加するので、

短期的な取引には向かないです。

なので長期投資に徹するのが吉、かと思います。

今回は、以上です。それでは、うみがめみたいに気長に株を楽しみましょう!


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