2019/11/12

ファーライ火力発電の株価・配当・業績を分析(20年3月更新)




■ファーライ火力発電:ベトナムの代表的な高配当銘柄



こんにちは、ベトナム株、タイ株により不労所得形成・配当生活の実現を「気長に気楽に」目指すうみがめベトナム株調査部です。ツイッターにて更新をお知らせしますので、是非フォローお願いします:

ファーライ火力発電(PPC)の会社概要・株価・配当・業績に関して見ていきたいと思います。

ファーライ火力発電は、SBI証券の投資家の保有ランキングでも上位に入る人気銘柄です。



■ファーライ火力発電の配当はいつ?今後の見通しは?(2020年3月更新)



まずは投資家の関心が高そうなファーライ火力発電のこれまでの配当推移と今後の配当見通しについて見ていきます。これまでの現金配当の推移は以下の通りです。ちなみにこの配当推移は定期的にアップデートしますので是非また見に来てください。


・2013年:1000ドン
・2014年:2300ドン
・2015年:1200ドン
・2016年:3300ドン
・2017年:2400ドン
・2018年:2800ドン
・2019年:2700ドン

(*権利落ち日で振り分けています。データはVietstockより)


・ファーライ火力発電の配当の年間の回数は?


2013年からの現金配当の1年あたりの回数を見ると、1~3回と年によってバラバラです。
13年と15年は年1度で、他の投資は複数回でした。


・ファーライ火力発電の2019年の配当実績は?次の配当はいつ?


19年11月の時点で、2019年の配当は1200ドンの1度のみです(2019年5月に権利落ち)。過去は12月に配当を発表していることが多く、仮に19年にもう1度やるのであれば、次の配当の発表時期は12月の可能性が高そうです。

→12月に1株1500ドンの配当を発表しました。権利落ち日が2019年12月20日、支払い日が1月10日となっています。ファーライ火力発電は上記の通り、既に一株1200ドンの配当を発表しており、今回の発表により2019年の権利落ちベースでの配当額の合計は2700ドンとなります。


・ファーライ火力発電は安定配当?過去は減配している?


過去は減配しており、業績連動の還元方針に見えます。19年のこれまでの配当実績だと18年比で減配となります。12月の配当発表に期待したいですね。


・ファーライ火力発電の配当利回りは?


2019年12月15日の株価(29300ドン)に対し、2019年のこれまでの配当実績は2700ドンだと、配当利回りは9%となります。日本株では4-5%で高配当株となることを考慮すると、かなりの高配当株です。


ファーライ火力発電過去5年持っていたら配当はどれくらいもらえていた?


過去5年の配当累計額は12400ドンです。12月15日の終値の29300ドンの42%に相当します。もちろんいつ・どの値段で買うかも重要ですが、長期で持っていれば配当で元が取れそうな銘柄ですね。


・ファーライ火力発電の配当の持続性は?


配当の持続性は損益計算書のみならずバランスシート、キャッシュフロー、そして経営者の判断が絡むので予想が難しいです。その前提で、過去12ヶ月で得た利益の何%を配当に回しているか見ていきます。当然100%に近いか100%以上だと稼ぐ以上に配当を払っているので持続性がないと考えられます。

Vietstockによると、ファーライ火力発電の18年10月〜19年9月までに稼いだEPS(一株あたりの利益)は3285ドンでした。

19年のこれまでのところの配当は1200ドンなので、配当性向37%です。過去12ヶ月で稼いだお金の37%を配当に回しているということですね。余裕たっぷりですね。

保証はできませんが、配当性向が低いので12月に新たに配当を発表する可能性が高いと思います。会社が借金の返済や成長投資を優先したい場合はしないかもしれません。


→実際に12月に一株1500ドンの配当を発表しました。





■ファーライ火力発電の会社概要




会社概要は以下の通りです。主に火力発電所の運営をしています。


ファーライ・サーマル・パワー(Pha Lai Thermal Power Joint Stock Company)はベトナムの電力会社である。同社は電力の生産及び配給のため、ハイズオン省にある火力発電所の運営、保守及び管理に従事する。また、同社は発電所及び送電線関係の建設を行う。さらに、同社は電力分野に使用される機器及び機械類の販売、並びに修理・保守サービスの提供にも携わる。同社の他の業務には、石膏、クリンカー及びコンクリート添加剤の製造及び販売が含まれる。SBI証券より


電力会社なので事業形態に関してはイメージしやすいですね。
ちなみに会社ホームページは以下の通りです。パッと見た感じはベトナム語しかなさそうです。







おそらくこの写真に写っているのが保有している火力発電所でしょうか。この会社の株を買うということは、この火力発電所の一部の保有することになります。ベトナムの火力発電所を保有するなんて面白いですね(笑)


いくらで買うかは考える必要はありますが、株式投資は面白いですね。



■ファーライ火力発電の株価推移(20年3月更新)


下記が過去5年の株価推移です(2020年3月1日更新)。15年から17年まで下落基調で、19年から急激に上昇しています。過去5年では19年半ばがピークでそこからは下がった水準にあります。

2020年はコロナウイルスの影響がある中でも健闘しており、ディフェンシブさをはっきしています。




■ファーライ火力発電の業績推移(20年3月更新)



・19年10-12月期:前年比で大幅増収増益と◎。コロナショックの中でディフェンシブさに注目


20年1月21日に発表された19年10-12月期は前四半期比及び前年比で大幅に売上及び営業利益を伸ばしており好調な四半期でした。電力の使用量は四半期の季節性(例:ピークシーズンは高い)があるので、前年比で比較するのが適切ですが、前年対比でも大きく伸びています。

20年1-3月期はコロナの影響等がありつつも、前年(19年1-3月期)が弱かったので、増収増益が達成できるかもしれません。一部製造業は壊滅的な1-3月期になりえる中で、やはりファーライ火力発電の電力事業のディフェンシブさを確認できそうです。



・19年7-9月期:前年比の売上成長率が高く需要環境は強い

19年7-9月期の売上は1兆9584億ドンと前年比で約60%弱増加しています。
粗利は1754億ドンと前年比で約3%弱増加しています。
粗利率は9%と前四半期や前年から低下しています。
また純利益は1631億ドンと前年比で約8%増加しています。

売上は非常に高い伸び率です。一方で粗利の伸びがいまいちなのはコスト面増加や製品価格の下落の可能性が考えられます。でも前年比で伸びてはいるので懸念は不要です。


■ファーライ火力発電の最終評価



ファーライ火力発電の会社概要・配当の推移及び見通し・株価動向を見ました。

配当は年によってぶれますが、数年単位で保有していると高配当との評価ができると思います。10年保有していれば配当でほぼ元が取れる気がします。

電力会社という安定した事業や、ベトナムの社会的な背景(電力が足りない)、という点からも、手堅い投資先ですね。

ファーライ火力発電は「ベトナムの電力危機」に関する投稿でも登場しました。


長期投資・配当狙いとして魅力的であると思います。

あくまで個人的な見解であり、投資は自己責任でお願いします。



 
外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。





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