2018/08/31

投資調査:マネックス(8698):松本大CEOについて

以前アナリストの仕事として、マネジメントの質(クオリティ)に対する評価が重要になると書きました(リンク)。

ちゃんとしたアナリストやプロの投資家はそこをしっかり吟味するわけですが、私が個人で投資する場合はそこまで厳密には調査しません。

既にそれなりにトラックレコードがある会社に投資するので、少し安易ですが「業績が出ている→それなりにいい経営者なのだろう」という風に考えます。

それよりもその業界のサイクルや景気動向の方に注目して投資したりします。

ただ時には経営者に注目して投資することもあります。

その点、マネックスの松本大CEOには注目しています。



松本CEOはゴールドマンサックス、ソロモンブラザーズ出身のトレーダーと紹介されることが多い印象ですが、実は新しい領域を切り開いてきたイノベーターです。

・ゴールドマンサックス時代は一早くデリバティブトレーディングを取り入れました

・また金融ビッグバンの際は、絶好調だったデリバティブから足を洗い、不良債権の引き受け事業をゼロから構築しました。ちなみに法制度に関しいろいろ相談するため片山さつき議員とよく議論したそうです

・その後ゴールドマンサックスのIPOの直前に、ネット証券を行うために退社し、マネックスを創業します

マネックスの現在のネット証券としてのシェアは必ずしも高くないですが、先見の目があったのは確かです。

そして今、第二創業期として仮想通貨・ブロックチェーンに力を入れています。

うみがめは、松本CEOの過去のトラックレコードから新分野を上手く収益源に育ててくれるのではないかと期待しています。

ちなみに松本CEOの生い立ちやソロモン・ゴールドマン時代から起業までのストーリーは下記から見れます。面白いので暇な方は読んでみてください。




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