2020/09/20

ベトナム:ドラゴンキャピタルファンド、カンディエン不動産の500万株を売却





ドラゴンキャピタルが経営するベトナム・エンタープライズ・インベストメント・リミテッド(VEIL)はカンディエン不動産と(KDH)の500万株をput-throw(*1)を介して売却をすることを発表しました。
(*1)ベトナムの証券取引所での株式や債券の売買取引手法の一つ。通常の価格優先・時間優先の取引とは別に、売り手と買い手の証券会社が、事前の交渉(negotiation)を通じて定めた値段と数量を取引所のシステムに入力して売買する手法。実際の当事者を証券会社が仲介する形で売り手と買い手になる。その日の実勢値からかけ離れていない価格帯で売買することが求められる。
特に、UPCoM(Unlisted Public Company Market)と呼ぶ未上場の株式を相対で売買する店頭取引市場や、債券の売買で活用されている。
(野村証券ホームページより)

この取引後、ドラゴンキャピタルの最大ファンドのVEILはKDHの900万株以上、1.62%を保有することになります。

KDHは一株あたり23,850ドン(約107円)で売却し、トータルでは119.25ドン(約5.1億円)になります。
KDHVEILにおいて6番目に大きなポートフォリオを占める投資先でした。

KDHは上半期において前年比19%増の約1.5兆ドンの純収入を出しています。
すごい勢いです。税引き後利益は前年同期比90%になるそうです。

なお、ドラゴンキャピタルは下の4社から成り立っていて、
この4社全てのKDHの保有株は、890株で全体の15.59%に相当します。
ちなみにリスト一番上、今回KDH株を売却したVEILはロンドン取引証券で上場しています。

ちなみに株価はこんな感じです。コロナで一度落ち込みましたが、すぐに回復してまたトップに戻りそうなところですね。ロンドンでも安定感発揮素晴らしい。

KHDは近いうちに3つの子会社を立ち上げる予定で、
その投資プロジェクトの総投資額は、約1億円と発表しています。
新しいユニットは以下の3社と報じられています。
  • Phú Hải Real Estate Development Company
  • Nguyên Phát Real Estate Investment Company Limited
  • Nam Thông Real Estate Development Company Limited


現金を得たKDHがこれからの発展がさらに楽しみです。
新型コロナウイルス拡大と経済の関係を見ながら、これからのKDHの動向に注視していきたいですね。




外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。








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