2018/02/14

投資調査:GCA:17年4Q決算:来期へ利益復調を期待





17/12期は計画未達も、事前の業績修正で確認済み
GCAの4Q(10-12月期)の決算が発表された。事前に下方修正が出ていたので、計画未達は織り込み済み。通期のEPS(non-gaap)は37円なので、一株配当の下限額(通期35円)を上回っており及第点。18/12に増益となれば100%還元の方針により、配当増額や自社株買いなどの還元強化が期待できると予想。




アメリカと日本が18/12期へ挽回すると予想
17/12期はアメリカと日本が低調だった一方、欧州の人員拡充でコストが増えて、損益的に厳しくなった。案件のタイミングの波によりアメリカと日本は低調だったが、両国の企業の手元流動性は過去例がないほど潤沢だ。特に日本は成長投資のための投資が必要で「M&Aをするインセンティブ」がある。来期以降へ業績回復していくという全体感で問題ないと予想。

17年1-2Qの利益水準が低く、18年増益のハードルは高くない
GCAの四半期営業利益(non-gaap)


配当利回りは4%に接近
シクリカルでどの四半期にどれくらい利益が出るかは読めないが、一方で配当利回りは高いので、景況感が回復する中でじっくりホールドする株として適している。

カタリスト
今回、18/12期の業績予想は発表されず、1Q後に発表されるとした。M&A市場の見通しはよく、17年に行ったコスト増(人員増加)が売上につながれば、18年業績予想も強いものがだされると期待する。配当利回りを睨みながらじっくり買い増したい。

ということで私は前向きだが、くれぐれも投資は自己責任でお願いします。