2018/02/04

投資のヒント:不況時にアウトパフォームした銘柄を振り返るー結論はコメダ



08年の金融危機のような不況時には「リスク資産」を持たないというのが最もわかりやく、安全だ。一方で持たざるリスク(不況リスクを気にしてリスク資産を持っていないと、仮に大きな調整が来なかった際の機会損失が大きい)もある。

なので一番いいのは、景況感が良好な局面も株価が伸びて、不況時にも調整が相対的に軽微、もしくはアウトパフォームできる銘柄、ということになる。経済不況では債権、例えばドルベースだと米国債がアウトパフォームするが、ここでは株のみに絞って、他のアセットクラスは除外する。

そこで日本の上場銘柄を対象に、07年(1月1日~12月31日)、08年(1月1日~12月31日)、09年(1月1日~12月31日)と3年連続で絶対リターンがプラスだった銘柄をスクリーニングしてみると以下のようになった(以下全てブルームバーグ)。



  • 6674 GS Yuasa
  • 2371 Kakaku.com
  • 3397 Toridoll (*丸亀製麺)
  • 9733 Nagase (*東進グループ)
  • 6484 KVK 
  • 4998 Fumakilla (*殺虫剤)
  • 6890 Ferrotec
  • 2435 Cedar
  • 7554 Kourakuen
  • 1938 Nippon rietec
  • 4923 Cota

ちなみに個別銘柄でトップはGSユアサでリターンは+111.2%。
また、08年(1月1日~12月31日)の絶対リターンの高い順から上位25%の企業の業種分類のトップ3位は


  • 小売業
  • 食料品
  • サービス業

であった。ちなみに上位25%のリターンの中央値は-3.3%だった。

以上を見ると内需にエクスポージャーが高い業種が目立つ。
マクロ経済が低迷すると外需への依存度が高い企業は、業績の悪化は免れない。
一方で、内需で個別の業績ドライバー(例:不景気に強い外食チェーンの出店数増加)がある企業は、不景気下でも業績成長が可能で、株価もアウトパフォームするということだろう。

「不景気に強い外食」は優良な投資対象かもしれない。例えばサイゼリアみたいな銘柄はどうだろうか。ただ18年2月の時点では、材料費の値上がりや人件費の増加が来期業績に重石になる可能性もあり、エントリーポイントとしては、もう少し待ちたい。

単なるポジショントークだが、自分のポートフォリオにはコメダホールディングス(3543)を入れている。



*画像はHPより拝借しました


新規出店数もまだ伸びる余地があり(上記の個別の業績ドライバーに相当)、配当利回りも高く、他の外食と比較したらバリュエーションも許せる範囲内だ。コメダも同様に人件費や材料の上昇のインパクトを受けるのでそれは短期的には注意も、中価格帯で利益率も高く、食事も差別化されており、相対的に影響は軽微と想定する。可処分所得の上昇で、むしろ顧客単価や顧客数が増える可能性があり、緩やかなインフレは中期でプラスと考える。仮に19年ー20年に株式市場が減速する際は、手堅い株価推移を見せてくれると期待する。投資戦略としては、18年半ばから後半にかけて徐々にポジションを積みますつもりだ。


*上記は私の個人的な見解です。投資はくれぐれも自己責任でお願いします