2020/10/07

新興国株投資で私が大事にしている事

 

こんにちは、うみがめです。

今回は、私が新興国株に投資する際に学んできたことを共有できたらと思います。



私はベトナム・タイ株には約2年弱投資をしています。

ベトナム・タイ株の保有額(時価)約1000万円です。

お恥ずかしいことながら最初は、含み損続きで大苦戦してきました…

しかし、今ではなんとか利益化することに成功しています。(ダブルバガーも含む)


そこで大化けするキラキラな面もありつつ、リスクもある難しい新興国株の中で有望な銘柄を探す上でどういったノウハウがあるかをお伝えしていきたいと思います。


私のこれまでの新興国株投資について                  



こちらが私の過去6ヶ月の新興国株への投資成績を表したものです。

最近はかなり盛り返してきています。


こちらの口座には500万円を投資していて、

タイのデルタ電子は130%増、約2倍に増えています。

ご覧いただいてわかるように、利益が出ているのはSBテクノロジーを除く上位3社のみです。(デルタ電子、タンカンロジスティックス、ビンミンプラスチック)

その3社以外は他は全て含み損です。

しかし、一部株の利益だけで全体の収益はプラスになっています。


新興国株の魅力                           

  • マクロ経済の見通しが良好

ベトナムなどの新興国は、人口も増加傾向にあり、人々の所得、教育水準、消費量も上がっています。

株を買う上では、そのように経済が伸びている国の企業の株を買うのは魅力だと思います。

  • 長期で大きなキャピタルゲインが期待できる

このように成長をしている国で投資が成功すれば、伸び率も大きいのでかなりのリターンが期待されます。

  • 分散投資になる

私も含め多くの方は、日本株・米国株を重点的に投資すると思いますが、このように新興国にも投資をすることで分散投資ができます。


新興国株の難しい点                       

  • 情報が乏しく、企業の深い理解が難しい

自分が投資したい、投資している企業の情報がかなり少ないです。

企業が企業情報をあまり公開しないという傾向もあります。

  • 先進国比でリスク要因が多い
そもそも株主を守る法律が整備されていなかったり、
株主還元のためでなく、社長が自分のためにお金を使ってしまうなどガバナンスがしっかりとしていないなどのリスクがあります。
これは新興国の資本市場が成熟していないというところから来るリスクが多いです。
  • 流動性が乏しい
たくさん買おうとすると自分の投資で株価が動いてしまうということがあります。
そうすると買うのも大変ですし、ポジションを解消するのも難しいです。
  • 手数料が高くなりがち
日本の証券会社から買うとなるとやはり手数料が高くなってしまいます。
現地で証券口座を開くという手もありますが、かなり複雑かつ税金などの手続きもあるので、やはり日本の証券口座から買ってしまいます…

新興国株投資の3箇条                         

①キャッシュフローが良い企業を買う

色々読みきれないリスクがある企業が多い中で、財務的には安定している会社を買えば最低限のリスクは回避できると思います。

②分散投資する

最低でも5銘柄以上には投資した方がいいと思います。
私も何社かはリターンを取れた会社もありますが、ほとんどは含み損です。
一社だけに絞って、それが失敗してしまったら、、怖いので考えないことにします。
いくつかに分散しておけばポートフォリオとしてもリスクを分散できます。

③日本株の先入観は一旦リセット!

私は、新興国株に投資する際に日本株の経験を持ち込んで投資してしまいました。
違う国株式市場は全く別物でした。

先入観リセットとは?
  • 新興国では 大型株>中小型株
日本では中小型株が成長性があり、時価総額も何倍にもなったりするのでとても人気があると思います。
しかし、新興国株は大型株の方がいいと思います。
世界のマーケットではまだまだ小規模のベトナム株市場。そのベトナム市場のさらに小さな中小型株だと流動性がありません。機関投資家は一度ポジションをとってしまうと解消するのが大変なので、中小型株を買うということをしません。
海外の機関投資家が買わないと株価はあまり上がっていかないので、個人投資家の方々も大型株を買う方がいいと思います。

  • オールドエコノミーをみくびらないで!
金融、証券、鉄鋼などの成熟した産業は、日本では成長性が無いように捉えられます。
しかし、今経済が成長している国では、金融や証券が業績がとても良く、株価も上がっています。
日本の株式市場の企業や株に対して持っている常識は一旦リセットして、国としてのステージが日本とは違うことをしっかりと認識して、セクターに対する先入観はリセットすると自ずと調べる業界・企業が定まると思います!

一番大事な新興国株の財務状況はどうやって調べるの?         


ここまでこうした方がいいですよ〜という話をさせていただきましたが、
結局はあなたはそれをどうやって調べてるの?というところですよね。

WSJ MARKETS(ウォールストリート マーケット)が結構いいデータベースを持っています。
WSJ Company List ←こちらからそのページに行けます。



これはページの一部ですが、企業名を検索するとこういう感じで、日本のサイトでは得られないような財務状況を載せてくれています。





下にスクロールしていくとこのようにキャッシュフロー、バランスシート、財務キャッシュフローなど細かく見れます。

営業キャッシュローをどれくらい出しているか?
そこからどれくらいを投資キャッシュフローとして出しているか?
最終的にどれくらいのフリーキャッシュフローがあるか?
を見ていきます。

長期トレンドで営業キャッシュフローがプラスで、
投資キャッシュフローを上回っている会社を買うのが大前提だと思います。


新興国株投資では…                          


分散投資をする、日本の株式投資の常識を一旦取り払う、
WSJのデータベースで財務状況をしっかりと見る。
これをしっかりと行動にしていけば、
大きな成長が見込まれる新興国市場で、
ダブルバガー、もしかしたらテンバガーの株を見つけることができるかもしれません!

なんとも夢がありますね。新興国株!
最後まで読んでくださりありがとうございました!
これからも株式投資楽しくがんばっていきまっしょい!


外国株投資はまずどんな企業があるか知ることから。ベトナム含むASEANの有力企業を学ぶのには「ASEAN企業地図」がおすすめです。








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1 件のコメント:

  1. 貴重な情報ありがとうございます。今、デルタ電子(タイ)大化けしていますね。。。~200万くらいの含み益が出ていらっしゃるんじゃないでしょうか?私も少額ですが保有しているのですが、この上がりよう、何が起きているのでしょうか?ニュースなども見ているのですが、株価上昇を裏付ける情報がいまだ得られておりません。。。

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