2018/03/01

投資調査:パーク24:決算想定以上。「評価を見直す」1年が始まる

1Q利益は堅調。評価見直しの1年が始まる

以前記事にも書いたパーク24の決算が出ました。
結論としてはポジティブ。1Q(四半期)営業利益は50億円、半期会社計画営業利益91億円に対しても進捗は良いです。1Q営業利益は前年に比べて7億円強の増加です。


通期(1年を通した)の営業利益計画が前年比で約20億円の営業利益の増益を見ているので、単純に4で割ると各四半期は5億円の増益すれば計画クリアです。その時点で1Qは計画クリアです。

海外駐車場が利益成長を牽引・カーシェアを含むモビリティの利益は前年比であまり増えていないが、会員が増えているので問題なし

買収効果により海外駐車場事業が前年比で大幅増益。一方、カーシェアとレンタカー事業を合わせたモビリティ事業は前年比微増益でした。カーシェアの会員数は順調に増えているので、投資費用が嵩んだ可能性があります。主力の国内駐車上は雪の影響を吸収しつつ、着実に増益です。

バリューエーション
現株価は会社計画通期EPS(一株利益)の29倍です。つまりPER29倍ということですが、29年分の利益を織り込んでいる水準ともいえます。東証に上場している企業の平均が14-15倍なので相対論では安くはないですが、1)駐車場のリーダー企業として事業見通しが安定している、2)カーシェアという成長事業もある、3)配当利回りが2.6%と相対的に高い、点から魅力のある企業と考えています。

株価は過去1年軟調ですが、計画過達することで見直しの一年になると予想します。

*重要な事項
上記はあくまで個人の見解で情報提供を意図しており、ブログの読者に上記銘柄への投資を推奨しているものではありません。投資は元本が減少するリスクがあります。上記の株への投資を含む、投資の決定はくれぐれも自己責任でお願いします。